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魔女を燃やす?!デンマークの夏至祭

前回、デンマークの夏至祭のことをブログに書いたら、いったいどんなお祭りなの?というご質問をいただきました。


デンマークでは6月24日が「聖ハンスの日」(sankthansdag)で、その前夜が「聖ハンスイブ」(sankthansaften)になります。お祝いはこの聖ハンスイブに行われます。

少し暗くなりかけた夜9時~10時頃、水辺にたき火をおこして、それで魔女の人形を燃やすのですが、これはなかなかインパクトがある行事ですね。

知り合いのスウェーデン人が、「デンマーク人は残酷な方法で夏至をお祝いするのね」と冗談交じりに言ってましたっけ。

スウェーデンはお隣の国ですが、夏至の祝い方はデンマークと違うんですよね。

スウェーデンでは家や車を白樺の枝で飾り付け、メイポール(夏至柱)といわれる、花や葉で飾り付けられたポールを立てます。その周りで歌ったり踊ったりしてお祝いします。
夏至祭はスウェーデン人にとってとても大切なお祭りです。デンマークではそれほど盛大にお祝いしません。

300px-Maypole_Sweden.jpg

     ↑スウェーデンのメイポール


さて、デンマークの魔女を火あぶりにする習慣ですが、これは、北欧の民間信仰に由来し、1800年代に始まった習慣。ドイツのブロッケン山で夏至の日に魔女が会議を開くので、魔女が町に降りてこないようにと始められたもののようです。
そして、そうすることによって、その年の収穫を悪霊から守るという意味があるようです。

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ところで、今日6月30日は京都の人が水無月という和菓子を食べる日です。
京都出身の私は必ず食べますよー。

(5月頃から和菓子屋さんに並び始めるので、それまでにすでに何度も食べているのですが。)


これは夏越祓(なごしのはらい)といって、1月からの半年間の罪や穢れを払い、残り半年を無事に過ごせるようにと祈願する神事の日です。その昔、御所では「氷室(ひむろ)」の氷を取り寄せ、氷を口にして暑気を払っていたそうです。


「氷室」とは冬の氷を夏まで保存しておく所のことで、地下など涼しいところを利用して作られた、昔の冷蔵庫のような場所です。京都の北山には「氷室」という名の場所があり、今でもその氷室の跡が残っています。


当時は氷室の氷を口にすると夏痩せしないと信じられ、臣下にも氷片が振舞われたようです。しかし、庶民にとっては氷など簡単に食べられるものではなかったので、宮中の貴族にならって氷をかたどった菓子が作られるようになりました。これが水無月。



minaduki.jpg



水無月は白の外郎生地に小豆をのせた三角形のお菓子ですが、それぞれに意味がこめられています。水無月の上部にある小豆は悪魔払いの意味があり、三角の形は暑気を払う氷を表しているといわれています。


我が家では水無月を手作りしていたこともあるのですが、最近はもっぱら和菓子屋さんで買っていただいています。抹茶味、黒糖味の水無月もあり、どれを買うか、迷ってしまいます・・・。

季節感を感じられる伝統、年中行事は、それぞれの国で、それぞれに歴史や文化があり、いいものですね。
 

(参考:『デンマークの祝祭日』(でんぶんけん編著,2000年,大阪外国語大学地域文化学科デンマーク語・スウェーデン語 新谷俊裕研究室発行),甘春堂ホームページ)


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